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ギリシャ神話の代表的な神々を解説しています。

ギリシャに行ったら、何かと目にしたり耳にしたりするギリシャの神々。ギリシャに行かれる前に、簡単に予習しておくと、よりギリシャがよくわかるかも?!
*参考:ギリシャ神話小事典(教養文庫)

+ ゼウスの祖先たち + クロノスの子供たち + ゼウスの子供たち・神々 + 英雄 +


ゼウスの祖先たち

ガイヤ

最初の神で母なる大地。ウラノスを生む。のちにウラノスと結婚し、クロノスほかの神々を産む。

ウラノス

ガイヤの息子で、クロノスの父。クロノスに殺される。ウラノスの体は7つに切り刻まれ、7つの海に投げ込まれた。死ぬ間際、クロノスも自分と同じように息子に殺されると予言する。

クロノス

ガイヤとクロノスの息子で、ゼウスの父。父クロノスの予言に怯え、生まれる子供を次々飲み込んでしまった。妻のレアは密かにゼウスを産み、育てた。そして、その成長したゼウスに神々の王としての地位を奪われた。予言どおりに殺されたという説もある。

レア

ガイヤとウラノスの娘、クロノスの姉妹であり妻。ゼウスを密かに育てた。



クロノスの子供たち

ゼウス

神々の王で全能の神。10年にも及ぶ父クロノスとのティタン戦争によって、神々の王としての地位を父クロノスから奪った。姉のヘラと結婚したが、大変なプレーボーイで浮気しまくり。妻ヘラの目をかいくぐるためにいろいろな自然現象に姿を変えて、数々の女性の元へ馳せ参じた。

ヘラ

ゼウスの姉であり妻。夫ゼウスの浮気に嫉妬しまくり、相手の女性やその子供をのろったり、さまざまなトラブルを起こした。もっとも有名なのがヘラクレスへの12の難事である。

デメテル

ゼウスの姉。収穫の女神で、彼女の機嫌がいいときは豊作で不機嫌なときは凶作になるという。ゼウスとの間にできた娘ペルセポネが、兄であり冥界の王であるハデスにさらわれ、無理やり妻とされたことに嘆き悲しみ、一年のうちで娘がどうしても、冥界ですごさなければいけない時期には、地上の作物が実らないようにした。その時期が「冬」である。

ハデス

冥界の王。姪のペルセポネをさらって、無理やり妻にした。

ポセイドン

海の神。イルカに引かせた車で海を駆け巡るとされる。また、機嫌が悪くなると、嵐を起こして、船を難破させるとも言われている。

ヘスティア

かまどの神。家庭生活、結婚を庇護する慈愛に満ちた女神。

アフロディテ

恋の女神。数多くの神々と浮名を流した。またその出生は神秘的。クロノスが父ウラノスを殺して、海に投げ入れたとき、ウラノスの血が流れ出し、白い泡となった。その泡から産まれたといわれている。


ゼウスの子供たち・神々

アポロン

ゼウスとレトの息子。太陽神。同時に医術、音楽、予言の神でもある。

アルテミス

ゼウスとレトの娘で、アポロンの双子の妹。月と狩猟の女神。

アテナ

ゼウスの娘。ゼウスの頭から生まれたとされ、知恵の女神である。アテネの守護神。オリーブの木はアテネの聖木とされ、ふくろうは聖鳥とされた。

ディオニソス

ゼウスの息子。母親は諸説がある。ぶどうの神様。森の神シレノスからぶどう酒の作り方を教わり、それを人々に広めたとされている。

ヘルメス

ゼウスとマイヤの息子。商業の神。またゼウスの使者として、あちこち飛びまわるため、鉢形の帽子をかぶり、翼のついた靴を履いている。


ゼウスの子供たち・英雄

ヘラクレス

ゼウスとアルクメネの息子。偉大な英雄でゼウスの一番のお気に入り。しかし、ゼウスの妻ヘラの呪いによって、12の難事を乗り越えなくてはいけなくなった。

ペルセウス

ゼウスとダナエの息子。ゼウスが金色の光に姿を変え、ダナエの元を訪れ、ダナエは身ごもった。メドゥサの首を取った英雄で、メドゥサの首を持ち帰る途中で、アンドロメダを助け、妻とする。ミケナイの最初の王となった。




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