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1995年5月26日から29日
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5月26日 いよいよミコノスへ

ミコノスへ行くぞぉー

 さて、今日からエーゲ海の島々を1ヶ月かけて渡り歩くことになる。手始めはキクラデス諸島の島々だ。キクラデス諸島のキクラデスとは、ギリシャ語の「キクロス=輪」から来ている。その名の通り、大小あわせて39の島々が、輪のようにひとかたまりになっている。最初の島ミコノス島は、町並みがきれいなことで有名なので、ものすごく楽しみだ。(^.^)

 5時起床。早起きしたんで、おつむがボケボケ状態。こういう時は熱いシャワーを浴びるに限る。軽く浴びたら頭もすっきりしてきた。お迎えの時間もあるので、6時に朝食を食べに行く。早く食べなくっちゃいけないとわかっていても、ついついあれこれ食べてしまった。こういう時、食い意地がはっているのは、考え物だ。

 6時半、荷物を取りに戻ってチェックアウトする。受付で、昨日書いた手紙を出してもらおうとしたら、自分で切手を貼ってくれないとだめといわれた。切手はキオスクで売ってるからと教えてもらった。もうお迎えのタクシーが来ていたので、次のミコノスで出すことにする。

 7時、ほいほいほいとピレウス港までやってきた。運ちゃんはちゃんと私たちの乗る船に横付けしてくれた。「アガピトスラインズ」というおっきい船だ。早速乗り込んで上のデッキに陣取る。やがて地元の高校生の団体さんやカップルやなんかでデッキの人口もわんさか増えてきた。出港の時間が近づいてきたので、酔い止めの薬も飲んで、わたしもしっかり出港準備完了!


エーゲ海クルーズの始まり

 8時半ピレウス港を出港する。出航すると、カモメがフェリーにくっついて飛んでくる。結局沖の方まで付いてきて、まるでお見送りをしてくれているよう。行ってくるよぉー!またねぇー。カモメにさよならを言った。

 さて、これから約6時間の船旅だ。時間はたっぷりある。しかし、本なんて読んでちゃ、ただでさえ酔いやすいのに致命的。ここは、人物観察でもして、時間をつぶそう。そんな中、おじいさんとおばあさんに付き添われている女の子がいた。

 みたところ19才くらいかな。出港間際まで慰められていて、なおかつ出港してからもずーと悲しそうな顔をしているのだ。「あーどうしたんだろ。何があったんやろー。」と、とにかく気になってしまい、「あーなんてかわいそうなんやー。」と、なんだかものすごく感情移入してしまって、終いにこっちまで一緒になって、何か悲しくなってしまった。きっとすごくすごく悲しいことがあって旅に出ることになったんだろうけど、いつかすてきな笑顔を取り戻してくれるといいなと思った。

 10時半頃までデッキにいたが、やっぱり寒いのでキャビンに降りた。11時から12時までお昼寝。昨日お昼に買ったパンが残っていたので、それを今日のお昼に食べた。お腹いっぱいになったら、またて眠くなり、1時間ほど寝る。


ついたでぇ、ミコノスだ!

 2時15分やっとミコノス島に到着する。降りたら、わんさか客引きのおっちゃん達が寄ってきて、追い払うのに一苦労。おっちゃん達をかきわけ、やっと今日のホテルの「ディオニソス」の送迎バスを見つける。バスはすでに他のお客さんで満杯になっていたので、助手席に連れと二人で座るはめになった。

 ところで、このホテルの名前になっている「ディオニソス」とは、ギリシャ神話のお酒の神様である。ローマ神話では「バッカス」という。人間にぶどうからワインを作ることを教えたとされている。ギリシャでは度々神様の名前をつけたお店に出くわした。日本では天照大神とか観音様とか、神様や仏様の名前は見かけないが、やっぱり罰が当たるような気がするからかなぁ。国民性の違いだねぇー。

 さて、私たちの部屋は33号室。部屋はとてもきれいでテレビもついていた。バスタブもあるし、言うことなしだ。イオカステツアーズのコスタスがチョイスしてくれた、ホテル第一号は合格◎!!早速、荷物をほどいて、クローゼットに服を吊したり、机の引き出しに文房具をしまったり。一通り落ち着いてから、近くのオルノスビーチに行く。

 それにしても風がきついきつい。吹き飛ばされそう。しかしビーチのきれいなことといったらない。海水が透明であるということを再確認してしまった。ここは広いビーチではないけど、何軒かタベルナもあるし、人も少なくって気持ちのいい。

 ひとしきり透明度100%の海を満喫して、ホテルの近くのスーパーに買い出しに行く。部屋に戻ると、もう5時になっていた。7時半までシエスタ。確かに疲れもあるんだろうけど、とにかく眠たい。この眠気は普通じゃないで。酔い止め薬が効きすぎか?!


ミコノスの夜

 8時、ビーチに晩御飯を食べに行く。ビーチの一番奥のタベルナに入った。今日のディナーはフィッシュ、スブラキグリークサラダ。料理はおいしかった。食べている間、ここんちの犬が猫に追いかけられて、逃げていったのには笑った。なんで犬のほうが弱いねん。ここの猫は「ご飯ちょうだい☆ちょうだい☆」と寄ってくるのでかわいい。

 9時になってやっと陽が暮れる。ゆっくりゆったりとお食事を頂き、しっかりばっちりサンセットを楽しんむ。なんて贅沢なんでしょ。ほんと幸せ☆これだけでも、はるばるギリシャまで来た甲斐があったというもの。

 そんな、素敵なディナーを終えて、ホテルに戻る途中、他のタベルナのお兄さんに呼び止められた。「どこから来たの。日本から?じゃあこれだな。」、と、空手のポーズをされたのには参った。あのね、日本人がみんな、空手できるわけじゃないのよ。(^_^;)

 ホテルに帰ってからも、お風呂に入る。ここはバスタブがあると喜んでいたが、どうも栓がゆるいらしく、スルスルとお湯が抜けていってしまう。あらま。いけません。お風呂の後は洗濯タイム。ジャブジャブ足で踏んで洗濯する。結構楽しいやん。こうして、ミコノスの夜は更け、12時、就寝す。



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