HOME DataDiaryPhotoFoodMythsGreekLinkBookWallpaperGoodsBBSMail

1995年6月24日から6月25日
1995年7月12日から7月17日

 ┃ データ ┃ アルバム ┃

┃ 6月24日 ┃ 
25日 ┃ 7月12日 ┃ 13日 ┃ 14日 ┃ 15日 ┃ 16日 ┃ 17日 ┃


6月24日 やってきました!ここがキプロス!

キプロスに入国♪

 7時40分目覚まし時計のベルが鳴る。なんてったって、わたしたちの部屋は船の1番下の船底にあって窓がない。電気を消したら真っ暗け。おかげで、音はすれども、目覚ましは見えず。なかなか止められなかった。

 8時起床。朝食の準備してデッキに上がる。朝食は昨日ロードスのおいしい
パン屋さんで仕入れてきたパンだ。いつもながらとってもおいしかった。ご飯がおいしいのも、やっぱこの景色がいいからなんだろうな。周りは見渡す限り海海海。潮風がとっても清々しい。

 でも、今日は下船する準備をしなくちゃいけないので、ゆっくりもしてられない。9時20分さっさと食べて船室に戻る。バタバタと下船準備をしていると、もうお掃除おじさんがやってきた。さっさと出て行けといわんばかりだったので、パパッと用意して、9時40分デッキに上がる。

 10時港が見えた。今までのギリシャの島の港と違ってすごく大きい港だ。想像していたよりずっと都会なんでびっくりしちゃった。そりやそうだよね。島って言っても、一つの国の玄関口だもんね。

さぁホテルに移動♪

 船着き場が混んでたみたいで、接岸の順番待ちをして、10時20分やっと接岸する。とうとうやってきたよぉー!ここがキプロスだ!意気揚揚と下船して入国ホールに入る。入るとすぐにインフォメーションがあったので地図をもらう。ギリシャの島の地図はアバウトだったが、ここの地図は通りの名前などが細かく載っていてわかりやすい。

 インフォメーションのおじさんが、どこに泊まるのか聞いてくれた。「ゴールデンアーチズ」と答えると、ホテルの場所に丸をつけてくれて、30番のバスに乗るようにと教えてくれた。さぁて次は軍資金調達。両替しなくっちゃ。キプロスのお金の単位はポンド。イギリス統治の名残なのかな。40ドルで15ポンドになった。(当時のレートで1ポンド=約200円)

 とりあえず地図とお金を手に入れたので、入国手続きの列に並んでパスポートにハンコを押してもらう。旅を始めてこれで3つ目の国に入国いたしました。ヤッホー。こうして難なく入国手続きも済んで、バス乗り場に移動する。教えてもらったとおり30番のバスに乗りこむ。

 乗る前に運転手さんに「ゴールデンアーチズ」に着いたら降ろしてくれるように頼んだ。地図で見ると、ホテルまでは海岸沿いの道路をひた走ること約9キロほどの所だ。初めはなぁーんもないただの海沿いの道って感じだったけど、そのうちホテルやレストランが出現して、俄然マリンリゾートって感じの景色になってきた。みんな浜辺に繰り出して、日光浴したり、泳いだりして楽しそう。

 でも、わたしの予想ではまだ半分くらいしか走っていないのに、「ここだここだ」と、何かえらい中途半端なところで降ろされてしまった。このへんはホテルの影も形もなく、ただ普通の団地があるばかりの所。連れがすぐそばのガソリンスタンドで聞いてくれたが、私たちのホテルはまだまだ先だったらしい。おいおい、運ちゃんどういうこったい!しかたなく停留所で待っていると6番のバスが来た。再度ホテルの前を通ることを確認して乗り込む。

 今度は変なところで降ろされないように、しっかり地図を見ながら景色を確かめ確かめした。「はいここだよ」と言われ、バスを降りると、なんとホテルのまん前にバス停があった。始めのバスの運ちゃんには、どうも話が通じていなかったみたい。(;_:)

ホテル「ゴールデンアーチズ」

 12時15分やっとホテル「ゴールデンアーチズ」にチェックイン。ここ「ゴールデンアーチズ」はプールもついてるし、なかなか立派なホテルだ。こんな大きいホテルは、一番初めのシンガポールとアテネ以来じゃないかなぁ。フロントのお兄さんは私たちのパスポートを見て、「へー日本人なの」ってすごく珍しそうだった。そして、なぜだか食事は朝食だけでなくディナーもついていた。

 このホテルはアテネのイオカステツアーズが手配してくれていたのだが、連れの見解では、アテネで前納した料金よりもここのホテルの料金が安かったから、差額でディナーもつけてくれたんじゃないかという事だ。この暑いのにすきっ腹を抱えてタベルナを探しにウロウロしなくていいのでラッキーかも。部屋は414号室。部屋は広くて、もち久々のバスタブ付き。日当たりもいいし景色もいい。あーよかった。船底の船室から別天地に来たって感じ。

 さっきもらった地図を見たりして、とりあえずちょっと休憩。でも、おなかすいてきたね。1時半ランチの買い物に出掛ける。ついでにインフォメーションに行くつもりで、フロントでインフォメーションのことを聞いたら、今日、土曜日の午後と明日の日曜日は休みだと言われた。うひゃー!ということは丸2日何にも出来ないってことですか?なんで?!観光客相手やのに、日曜休みなんて、思っても見なかった!!(>_<)

 このホテルは2泊しか頼んでないから、その間に次のホテルの手配を済ませようって計画だったのに。のっけから暗礁に乗り上げてしまった。月曜日には何がなんでも次の予約を入れなくっちゃね。なんか、不安だなぁ〜。まぁそんなこといっても始まらない。ここは開き直ってゆっくりしましょう。とりあえずは、お買い物お買い物。

おいしいランチ♪


 今日はバスとインフォメーションにやられてしまったが、ラッキーなことにちょうどホテルの真下にスーパーがあった。その名もスーパー「キャッスル」。小さい割にはなかなかの品揃えで、うれしくなってウロウロ店内を物色する。玉ねぎは日本のと同じくらいの大きさで、キュウリは短かった。結局、サンドイッチを作ることにして、コッペパン、ツナ缶、キュウリ、KEOビール、チーズ、ヨーグルトを買い込む。

 さっさと部屋に引き上げて、サンドイッチを作り、早速ぱくつく。初めて飲むKEOビール。くーーーーうまい!プハッ♪ツナ缶はスモークだったせいか、かつお節の味がした。コッペパンもおいしい。ヨーグルトはギリシャのものと違って、すごく酸っぱかった。

 2時ランチ終了。ランチの後はキプロス研究だ。インフォメーションで最新の資料がもらえなかったけど、日本のキプロス大使館でもらっておいた資料を持って来ていたので、それに目を通す。と言っても全部英語で書いてあるので、大体のことしかわからないんだけどね。

 ん?何々。キプロストラベラーズハンドブックによると日曜日は国際電話が半額って書いてある!これはいいことを聞いた、いや読んだ。早速今度の日曜日に試してみよう!連れも地図で日本領事館やインフォメーションの場所なんかをチェックしてくれた。これで月曜日はバッチリだね。

トイレ DE てんやわんや


 さて、ひとしきりキプロス研究をした後は、船ですごしたこの2日間の垢を落とすことにする。わたしが先に入る。んーー久々のお風呂だよ!うっれしいなうれしいな。とその前におトイレ済ませて…。さぁ流しましょと、トイレのレバーをあげたが、水がザァーといきおいよく流れない!ん?そろそろいいだろうって、レバーを上げてみたけど、やっぱだめ。いやーん!つまっちゃったのかな。これはめちゃくちゃあせる!

 連れがフロントに電話してくれた。ほどなくお姉さんが来てくれて、タンクの浮きをいじったりいろいろしてくれたが結局直らず。明日直してくれるまで、部屋の外にある従業員用のトイレを使わせてもらうことになった。なんか今日はうまく行かない日だね。

 とにかく問題が解決したので、一風呂浴びて、わたしはベッドでごろごろ。そして、連れは外のトイレに行っている間にそれは起こった。ごろごろしていたわたしは、なんかピチャピチャヒタヒタという、超怪しい音がするのに気づいた。なんやなんや?なんかバスルームから聞こえてくる…。ばたっとドアを開けるとびっくり仰天。トイレの水があふれ出してバスルームが水浸しになっているではないか。ギャー!!水はもうバスルームから部屋に溢れ出す寸前!

 どっどっどうしよーーーとあわててしまったが、とにかく水をどうにかしなきゃと、トイレのタンクのレバーを上げた。するとジャーとトイレの水は簡単に流れていってくれた。ホッ。ちょうどそこへ連れが戻ってきたので、2人でトイレから床にあふれた水を排水溝に流した。ほんまあせったわぁ。

 どうやらさっきのお姉さんがタンクを直そうと、タンクの浮きの棒を曲げすぎて、いつまでも水が流れっ放しになって、トイレから水があふれちゃったみたい。連れが浮きを直してくれて、今度こそ正真正銘一件落着とあいなった。

 あーまじでびっくりした。こうしてやっと連れもお風呂に入れることになった。連れが入った後は、例のごとく移動中にたまった洗濯をする。連れがベランダにロープを張ってくれて、そこに干した。あーやっと一段落ついたよ。脱力…。連れは、お昼寝モード突入する。わたしはその間日記書いたり、パンフレットをちらちら見たりする。

ホテルのディナー


 さて、連れも起きたし、おなかもすいたから、ディナーに行きましょうか。ん?ちょっと待てよ?わたしはある大変なことに気がついた。ここは結構ちゃんとしたホテル。ということはレストランだってちゃんとしてるだろうし、ましてやディナー!もしかしたら、砕けた格好してたらだめなんちゃうのん!

 もともと貧乏旅行するつもりだったから、ちゃんとしたレストランで食事することなんて考えもしていなかったので、わたしはまともな服を1着も持ってきていない。どうすんの!結局ロードスにいるときに作ったバティックのお洋服をきていくことに。これならまあ、Tシャツ短パンよりはましでしょ。

 8時半レストランへ。ほんとだ。みんなめちゃくちゃきめてはいないけど、それなりの格好している。何とかしてきて良かった。ホテルのレストランらしく、ちゃんと前菜、メイン、デザートの注文を聞いてくれた。連れは牛ステーキ。わたしはポークを頼んだ。すごぉーく素晴らしいという料理でもなかったが、船では大した食事ができなかったので、2日ぶりのちゃんとした食事は、そこそこおいしかった。9時半部屋に戻る。

 あれ?音楽が聞こえてくる。プールサイドでライブをやっているよ。早速ベランダに出て、ライブ鑑賞としゃれ込む。しかし今日は何から何までバタバタの1日だったし、お昼寝もしてなかったので、わたしはすっかりダウン。10時半ベッドとお友達になった。




←back top↑ next→

*ギリシャ*アテネミコノスパロスナクソスイオスサントリーニロードス

*キプロス*リマソールプラットレスニコシアパフォスラルナカ

Copyrights(c) ElaElaギリシャへ行こう! All rights reserved.
当サイトの文章および写真の無断転載は固くお断りいたします。