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1995年6月24日から6月25日
1995年7月12日から7月17日

 ┃ データ ┃ アルバム ┃

┃ 6月24日 ┃ 
25日 ┃ 7月12日 ┃ 13日 ┃ 14日 ┃ 15日 ┃ 16日 ┃ 17日 ┃


6月25日 意外な出会いが待っていた

さぁて出かけよう

 7時半起床。連れはシャワー、わたしはお風呂に入る。8時半朝食。ここも朝食はビュッフェだった。グレープフルーツジュースがおいしかった。今日、 日曜日はインフォメーションが休みで何にも出来ない。しかし、じっとしててもしょうがない。というよりじっとできない。少しでも明日の行動がスムーズ に行くように、昨日地図で確かめておいた場所に、直接行って確めることにする。

 10時、いざバスに乗りこむ。ホテルのまん前にバス停があるし、ギリシャの島ではバスの本数が少なかったが、あまり待たずにバスが次から次へとくる ので便利だ。

 さあ今日はスムーズに行くぞぉーと思っていたら、まだインフォメーションの1.5キロも手前なのに、連れがバスを降りてしまった。なんか特別な意図でもあるのかな?「どうして早く降りちゃったの。まだ先だよ」と聞いてみたら、「わかっていたんなら早く言って」と怒られてしまった。なんだ間違えて降りちゃったのね。でも怒ることないじゃん。こんなとこで言い争ってもバスは降りちゃったんだし、しょうがないのでテクテクお散歩。

 おっとサラミスツアーズをめっけ!帰りの船のリコンファームしなくっちゃいけなかったから、ちょうどよかった。それから日本領事館の印がついているコンチネンタルホテル、明日のメイン会場となる、インフォメーションの場所も確かめた。とりあえずチェックしていた場所は、全部行ってみたので一安心。これで迷ったりせずに、明日こそはスムーズに事が運ぶでしょう。

リマソールをぶらぶら

 一仕事すんだので、海岸沿いの公園を散策し、ベンチでひと休み。ボーッとぶらぶらしている西洋人を見ていて思った。なんで、この人らダサい格好してんのやろか…。ギリシャの島を巡ってたとき、ヨーロピアンはみんなセンスがよくかっこよかったのになぁ。この人たちと彼らは何で違うんやろ。と、考えてるうちに閃いた。そや、このダサダサ星人はイギリス人と違うか?よくイギリス人はダサいっていうもん。連れにわたしの見解を述べると、そのとおりだと思うという回答が。噂は本当やったんや…。

 それからバス通りを一本入った裏通りを散策する。この辺りはお土産物屋さんストリート。でも今日は日曜日でお店は閉まっている。直に手にとって見れなかったけど、ゆっくりウインドウショッピングができて楽しかった。

 おー大きい教会があるぞー。アギアナパ教会。ちょっくら中を覗きに行く。外もとっても立派だが、中もすごく立派だ。そして中では洗礼式の真っ最中だった。本物の洗礼式なんて初めて見るので、わたしは興味津々。でもやっぱり部外者かつ異教徒ががズカズカ入っていったら失礼だと思い、入り口からそっと見物させてもらった。よくテレビや映画で見るみたいに、やっぱり赤ちゃん はめちゃめちゃ泣いていて、神父様困ってはった。式の途中にやってきた親戚らしき女の子が、教会に入る時入口でささっと十字架を切ったので、おーさすが信者は違うと思った。

意外な出会い

 12時10分教会の角のイエロー***(名前が思い出せない)という店が 開いていたのでランチにする。ここのおじさんは背が低くて、ラブリーな荒井注って感じの人だ。店はやっているけど、日曜とあってメニューが限られていて、冷凍ピザをチン!して出されてしまった。げーと思ったけど、歩き回ってとってもお腹が空いていたからパクパクって食べてしまった。まぁピザはもう一つだったけど、ここのジュースは絞り立てのフレッシュジュースなのでとってもおいしかった。

 わたしたちは店の中で食べていたのだが、店の外にセッティングされているテーブルで、暇をつぶしている大黒様そっくりのおじさんが、「ELAELA(こっちに来い)」と、さかんに合図してくる。まぁこっちも暇といえば暇なので、おじさんのところへ行く。なんとこのおじさん、日本で働いたことがあるんだって。豊橋(愛知県)なんて知ってる。日本人がなつかしかったみたい。

 芸者ガールはきれいだと言ったとき、トルコ人の使う「すごい」を表すジェスチャーをした。手のひらを上に向け、指をすぼめて花のつぼみのような形を作るのだ。犬猿の仲とは言いながらも、文化が入り乱れていたこともあって、トルコ人の使うジェスチャーも日常的なんだろうか。ひとしきり話したので、それではおいとまします。

 それからバス通りまで戻って、来たバスに乗り込む。ホテルの一つ手前のバス停で降りて、郵便局、銀行、スーパーの偵察をした。やっぱこの3つの場所は確実に把握しとかないとね。しかし、ほんのちょっと歩いただけでも、このギラギラ照りつける太陽のお陰で、頭がボーっとしてきた。

 余りの暑さにサッサと歩けず、ダラダラとホテルまで帰っているちょうどそのとき。向こうからパパ3人組が仲良く横一列に並んで、3台のベビーカーを押してやってきた。日本では、これのママバージョンは良く見かけるけど、パパバージョンは見たことないなぁ〜。3人がとても和やかにそれぞれベビーカーを押していて、育児にはパパの参加が当然って感じ。んーー日本とえらい差。めちゃめちゃ感心しながら、2時ホテルに戻る。

ゲッ!火事?!

 帰るとホテルの裏山が煙もくもく、炎めらめら。ゲッ、火事になっているじゃあーりませんか。こりゃ大変!見物したかったけど、炎天下を歩いてしんどくなっちゃったので、とりあえず部屋に戻る。でも、やっぱり気になってベランダから身を乗り出して見物する。

 ふと下を見ると、プールで遊んでいる人はヘロヘローンって平然としている。すぐそこが火事やでぇー!どういうこっちゃ?あー塀があるから、プールからは見えないんだ。ベランダから見ていたが、角度が悪くてあんまりよく見えない。じれったくなった連れは、とうとう双眼鏡持参で屋上に見物しに行ってしまった。好きやなぁ〜。わたしはしんどすぎてついていく気になれず、汗だくになってしまったのでシャワータイム。ついでにお洗濯もばっちりした。

 ほどなく連れが戻ってきたので、どうだったのか聞く。連れのほかにも他にも10人か一5人くらい見に来ている人がいたらしい。みんな好きやなぁ。野次馬は万国共通!(^_^;)

 さて、火事はというと、風があったので結構火の勢いもあり、ゴールデンアーチズの隣のホテルのすぐ側まで火が迫っていたらしい。そこへ消防車が颯爽と登場した。バババーと火を消してくれるのかと思いきや、ホースの水はチョボチョボチョボ。そんなんでほんまに消えるんかい!というくらいお粗末な水圧だったとか。地道に消してくれることを祈りながら、4時シエスタ。

 6時。まだちょっとディナーには早いので、お散歩に出発。この辺りはほんとに何にもない。あるのはリゾートホテルと海だけ。日本だと観光地と言えば、至る所に土産物屋にゲーセンとか、何かしらあるものだけど。ここは娯楽施設とホテルとの場所的な棲み分けがはっきりしているというか、とにかくリゾートに来てるんだから、ボーとすることを「徹底的にする」ということか。

 わたしたちもそれにならって、徹底的にボーとするために、ひたすら海岸沿いの遊歩道を散歩する。わたしはベンチでのんびり。連れは果敢に砂浜をウロウロする。それから、さっき偵察しておいたスーパーで買い物をして、7時半にホテルに戻る。

思わずツボにはまる

 8時ディナーに繰り出す。レストランへ行くのにエレベーターに乗ったら、あるおじさんと一緒になった。そのおじさんの髭が、まぁ、ちょうちんそっくりの形にセットしてあるもんだから、さぁたいへん。もうなんて言うか、とにかく、わたしはすっかりばっちりツボにはまってしまい、笑いをこらえるのに必死!食事の最中も、視界におじさんが入るので、おじさんのことが気になって仕方がない。ずっとクスクス笑っていたら、「おじさんに失礼だ」と連れに怒られてしまった。わかってる、わかってるのよぉー。失礼だって思ってるんだけど、とにかく笑けてしまうのであった。ごめんなさい、ちょうちん髭おじさんm(__)m 

 それはさておき、今日のディナーは、連れが、スタッフドズッキーニ、ラム、メロン。わたしは、にんじんスープ、チキン、ミルフィーユ。久しぶりにスープが飲みたいと思って頼んでみたにんじんスープだったが、期待はずれ。おいしくなかったので、がっくし。しかし、デザートのミルフィーユは、久々にデザートらしいデザートを食べることができ、おいしかった。

 9時部屋に戻って、綿密に明日の計画を立てる。この2日間、まるっきり棒に振っちゃったんだから、その分取り返さないと!明日はフル稼働だ!大体計画もまとまったのでお風呂に入る。お風呂上りにベランダで涼んでいたら、裏山からチラチラ火の手が上がっているのが見えた。おいおいまだ消えてないんかい。やっぱ水が頼んなかったからかな。連れは念のためフロントに知らせに行った。フロントの人はあんまりあせってなかったみたい。12時明日に備えて、寝ましょう。

 ところで、昨日こわれたおトイレは、結局直されないままでありました…。



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